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【良→乱←あ】トライアングル

最近自分の妄想が万人ウケしないことに気づいた。
どなたか、つける薬と、病院紹介してください。


脳内妄想を形にしてしまいました。
乱→あ前提、横恋慕良牙

原作やアニメでの3人の関係が好きな方は閲覧注意。
乱馬愛されてればいいという広い心の方のみどぞ。


まさかの良牙VSあかねラウンド1。
この二人は水面下で乱馬取り合ってればいいって私思ってる←





トライアングル


表に出した恋心と、裏に秘めた恋心ー。
本当は伝えたい。
けれど、あいつは俺を見ていない。
だから、伝えない。

その代わりに俺はあいつの恋路を邪魔する。

彼女の一挙一動に狼狽するあいつを見ていると腹が立つ。
ほら、今だって


「食べて!」
「いやだ!!」

修行という名の放浪の長旅から戻った俺の前方から勢いよく向かってくる二人。
手料理の乗った皿を手にしたあかねさんが、逃げる乱馬を追いかけている

「冗談じゃねー!そんなもん食ったら腹壊すだろーが!!」
「だから、今日はちゃんと出来たんだってば!」
「味見してから言え!!」

表情ばかりは鬼気迫るものがあるが、本気を出せばあかねさんを撒くくらい訳でもない筈。
乱馬が本気で逃げていないのは明らかで、俺から見ればあかねさんとの鬼ごっこを楽しんでいるようだった。

「よー、良牙」
「あら、良牙くん、久しぶり」

気づいた二人が俺に声をかけてくる。俺の前で立ち止まったあかねさんが微笑んでくれた。
途端、乱馬の表情が苦いものとなる。

「ちょうどよかった。良牙くん、桜餅作ったの。良かったら食べない?」

皿を掲げて聞いてくるあかねさんに、俺は笑顔で頷いた。

「いいんですか!?いやあ、光栄だなぁ!」

そして、桜餅だと、あかねさんが示すぼこぼことしたものを手に取る。

「おい、やめとけって。」
「ちょっと!どういう意味よ!」

見過ごせないとばかりに止めにはいる乱馬をあかねさんが遮り、詰め寄っていく。

-どうせ、逃げながらも、後でちゃんと食べるつもりだったんだろう?-


乱馬の気持ちはいつも傍にいる許婚の彼女に向いている。
そのことに気づいた時、俺の秘めた何かが音を立てて割れた。

この想いが満たされることがないのなら、お前にとってその他大勢のうちの一人になる位なら

「ぜ、全部食いやがった」
「りょ、良牙君、よっぽどお腹空いてたの??」

俺はお前にとって最も油断出来ない恋敵になってやる。

「あかねさんの手料理、とても美味しかったです」

お前が出せない彼女への好意
お前が言えない彼女への賛辞

代わりに俺が全て彼女に伝える。

「方向音痴だけでなく、味覚音痴にもなったのかよ」

乱馬が向ける強い敵意の宿った視線。
瞳の中に笑った俺が移る。


「負け惜しみか?」
「けっ!誰がこんなかわいくねー女!」

肩を怒らせて吐き捨てた乱馬はくるりと踵を返すと塀の上に飛び乗って走り去っていった。
今、乱馬の心は俺への感情で一杯だろう。それでいい。


「ねえ、良牙君?」

少しして、あかねさんが声をかけてくる。

「素直になるって難しいよね」
「え?」

背を向けたあかねさんの表情が俺には見えない。
けれど投げかけられた質問に俺はドキリとした。

「わたしも、乱馬も、そして、良牙君も」
「!?」

何か答えなければ。そう思うのに言葉が喉で止まってしまっている。
まるで魚の小骨を引っ掛けたような痛み。

「でも、負けないからね」

手を後ろで組んでくるりと体の向きを返して俺を見た彼女の瞳に迷いはない。

まるで秘めた心の隅まで見透かされてしまっているような居心地の悪さ。直感的に感じたのは「気づかれている」ということだった。


誰にも気づかれていないと思っていた。
表面や態度に出したことだってない。

それなのに何故、と考える。


彼女の傍に乱馬がいるなら、乱馬の傍には彼女がいる。
互いに相手の周囲には敏感になってしまうのだろうか。


互いに気づいて欲しい相手には、全く気づかれていないというのが空しくて笑えた。
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良乱SS

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